思いやりの心で一日を過ごす方法

アメリカの作家・心理療法士のリチャード・カールソン氏と彼の妻クリスティン・カールソンさんは、著書『Don’t Sweat the Small Stuff Every Day』(小さいことにくよくよするな!シリーズ本の一つ)の始まりの方でこんな助言をしています。

「思いやりの心で、一日を始め、
思いやりの心で、一日を終える」

私は、すごく素敵な言葉だと思いました。理由は3つあります。

  • それが実践できれば、清々しく幸せに毎日を送れることが直感的に理解できます。
  • 不可能な事じゃない。その根拠に、私たちの言動の目的は、自分への思いやりか、他者への思いやりである場合が多い。優しさが動機だと意識すれば良いだけかもしれない。
  • 人を幸せにする力が付けば、自分もみんなも幸せになる。

もう一つ、カールソンさん夫妻の本から学んだ面白い話があります。

「全く同じ仕事をする2人のレンガ職人がいます。一人はレンガを積むだけの仕事と思い、もう一人は、美しい建物を作る誇り高い仕事と思って働いています。後者の方が幸せそうじゃないか?」というお話です。

この話を好きな点は3つあります。

  • 自分の目的を意識するだけで、満足度が全然違ってくるのが面白い。
  • 自分の人生をどう語るかで、印象がガラッと変わる。
  • この話を参考にすると、私たちの言動の目的は、自分や家族、仲間のみんなが幸せになる結果を出す為の、思いやりの実践です。
    そして、自分を、家族を、人を思いやるのが目的だと認識すると、効果がない方法はやめて、結果が出る方法に進化しなくてはならない、と分かってきます。
    結果を出す方法を学ぶのも思いやりです。

2つの話を、少しだけ実践してみて気付いたことがあります。仕事をしている最中は、目的のことばかり考えていられません。目の前の作業に集中しないと危険な場合もあるからです。ですから、どちらのタイプもお互いから学ぶ所がありそうです。

最後に、思いやりの行動は案外多いものです。
意外に出来ているかもしれない自分達に、自信を持ちたいものですね。

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